近年コロナウイルスの流行により、自宅でできるクラウドソーシングを副業に選ばれる方が増えてきています。
その中でも業界最大手のクラウドソーシングサイトが「クラウドワークス」になりますが、クラウドワークスの良さが良く分からない、という方も多いですよね。
そこで今回は、クラウドワークスとは?という初歩的な知識から、メリットやサイトの登録方法まで解説します。
クラウドワークスとは
クラウドワークスとは、日本最大級のクラウドソーシングサービスです。
サービスを提供している株式会社クラウドワークスは2011年に上場しています。
2021年9月時点では純利益だけで6億円を超えており、かなり安定した企業母体といえます。
仕事を受けてから納品して報酬を得るまで、全てオンラインで完結できます。
登録料も無料のため、正社員の副業だけでなく専業主婦や学生の利用も増えています。
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
会社設立 | 2011年11月~ |
本社 | 東京都渋谷区恵比寿 |
資本金 | 26億8,721万円 |
会員数 | 約300万人 |
2020年6月時点でユーザー数が393万人、クライアント数が64万人と発表されており、かなりの規模となっています。
質の悪いサービスで会員数が伸び続けることはまずありませんので、規模だけで言ってもクラウドソーシングサービスを提供している会社として安心できると言えます。
クラウドワークスの業務内容
会員数が多いとニッチな依頼にも需要があるため、業務内容の数も必然的に増えていきます。
- システム開発
- アプリ・スマートフォン開発
- ホームページ制作・Webデザイン
- ECサイト・ネットショップ構築
- デザイン
- 動画・映像・アニメーション
- 音楽・音響・ナレーション
- ネーミング・アイデア
- ライティング・記事作成
- 事務・カンタン作業
- ビジネス・マーケティング・企画
- 翻訳・通訳サービス
- 写真・画像
- 3D-CG制作
- 製品設計・開発
- 相談アドバイス・暮らし・社会
- プロジェクト・保守運用メンバー募集
大きく分けると17個に仕事が分類されていますが、その中でもさらに小さくカテゴリーが分かれるため、初心者でもより簡単にできる仕事が見つけやすくなっています。
クラウドワークスの仕事形態
仕事形態は大きく分けて3つあります。
クライアントへ見積書を出して、お互い納得したうえで仕事を始めます。
納品まで終わって、すべての業務が終わった後にもらう報酬を「固定報酬」、
作業を始める前に時給何円と決まっており、作業時間に合わせて報酬を受け取る形が「時間単価」といいます。
キャラクターのデザイン募集など、クライアントが複数のワーカーにアイデアを募集して、受かった場合のみ報酬を受け取れる仕組みです。
不採用の場合かけた時間はお金に換えることはできませんが、その分採用された時の報酬単価はタスク方式と比べ高くなります。
1件いくらと決まっており、作業もタイピングのみなど単調な作業が多いです。
誰でもできる仕事な分単価は低くなってしまいがちなので、いかに作業効率を上げて短時間で納品できるかが重要になります。
クラウドワークスのメリット
クラウドワークスには初心者でも簡単に始められる様々なメリットがあります。
①気軽に始められる
作業に必要なものは携帯もしくはパソコンがあれば大丈夫です。
しかもクラウドワークスへの登録料は0円のため、ちょっとクラウドソーシングがどういったものなのかなというお試し気分でも始められます。
仕事を受けるときも面接はなく履歴書も不要のため、まずは試しに1つ仕事をやってみるという感覚でも問題ありません。
②作業時間も場所も自由
納期さえ守れば、あとは自分のペースで作業をして全く問題ありません。
また前述のとおり携帯かパソコンがあれば作業ができるため、自宅やカフェなど自分の好きな場所で作業する事ができます。
③個人情報がクライアントにも漏れない
クラウドワークスへ登録するときには本人確認のため個人情報の提供が必要ですが、その情報がクライアントへ共有されることはありません。
そのため、万が一にも知り合いがいる企業に自分の情報が流れたらどうしよう、などと気にする必要はありません。
④報酬を確実に受け取れる仕組みがある
仕事の依頼を受けた後、クライアントが先にクラウドワークスへ報酬を払っておくことで、万が一納品してクライアントと連絡が取れなくなってもお金を受け取れるシステムになっています。
これなら確実に報酬を受け取れるので、安心して仕事を引き受ける事ができます。
おすすめの案件と必要な最低限のスキル
クラウドワークスを始めるにあたって、初心者でも取り組みやすいおすすめの業務をご紹介します。
また、それぞれ業務によっては必要なスキル、もしくはあった方が仕事がはかどるスキルがありますので合わせてご紹介します。
①テープ起こし・文字起こし
会議などで録音した音声を再生して、Wordに書き出す業務です。
相場は音声1分当たり200円となっており、50分の録音データであれば報酬は1万円となります。
人によっては早口な人もいるため、平等性を保つために1文字1円で起こした文字だけお金をもらえるという場合もありますが、基本的には時間単価になっています。
医療系など専門分野の高い依頼だと何度も聞き返して効率が悪くなってしまう可能性があるため、なるべく自分にも馴染みのある分野の文字起こしを選びましょう。
できるだけ短時間で作業を終わらせるためにも、キーボードを見ずに作業を終わらせるのに越したことはありませんよね。
特に何千文字と打つ文字起こしは、タイピング速度で作業時間もかなり変わります。
空き時間に無料のタイピングゲームなどで練習することをおすすめします。
②ライティング
ライティングとは、依頼者の希望に沿った題材でブログを作成する業務です。
初心者の相場は1文字0.5円から1.2円程となり、評価が上がってくると1文字2円から5円まで上がります。
最初は単価の低い仕事も積極的に受けて、評価と経験値を上げていくことが単価アップの一番の近道といえます。
ライティング業務の中で、ブログの代筆依頼はかなり多いです。
趣味でブログをやっていますという方なら文章構成は苦ではありませんが、そうでない方は普段から練習がてらブログの開設と投稿をおすすめします。
文章を書きだすことにさえ慣れておけば、短時間でブログ制作に取り組めるようになるでしょう。
③データ入力
Excelを使って指定された箇所に文字を打ち込んでいく作業で、相場は1文字0.1円~1円です。
入力する書式はすでにフォーマットで準備されている場合がほとんどですので、基本的には文字を打ち込んでいくくらいで初心者におすすめです。
難しい関数を覚える必要はありませんが、センタリングや均等割り付けなどExcelの使い方は最低限慣れておいた方が良いでしょう。
クラウドワークスの手数料一覧
クラウドワークスには毎回納品して報酬が発生した時と、報酬を受け取るときに手数料がかかります。
それぞれいくらかかるのか解説します。
システム手数料
1件につき5%~20%報酬額から差し引かれ、報酬額によって手数料は変わります。
報酬額 | システム手数料 |
---|---|
20万円超の部分 | 5% |
10万円超20万円以下の部分 | 10% |
10万円以下の部分 | 20% |
タスク形式での場合 | 20% |
例)1万円稼いだ場合、手数料が20%なので受給額は8千円になります。
初心者の方の大半は作業をこなすタスク方式が多いため、基本報酬の20%はクラウドワークスへ支払うという認識でいておいた方が良いでしょう。
振込手数料
楽天銀行税込み100円・その他の銀行は税込み500円です。
毎回のことなので、この400円の差は大きいですね。
クラウドワークスの登録後で構いませんが、楽天銀行の口座をお持ちでない方は新規開設することを強くおすすめします。
口座開設が億劫という方は、万単位で報酬が貯まるまでは振込依頼をしない、など自分なりにルールを設けるといいですね。
クラウドワークスの始め方・サイトの基本登録
ここまでは、クラウドワークスの概要とどういった仕事内容があるのかを説明してきました。
ここからは、クラウドワークスへの登録方法を分かりやすく解説します。
①公式サイトへアクセス
まずは下のボタンから公式ホームページを開いて、手順通り一緒に操作していきましょう。
開くとまず右上の赤い四角で囲われている、会員登録(無料)を押してください。
②メールアドレスを入力
そうするとこちらの画面が出てきますので、メールアドレスを入力して会員登録する(無料)ボタンを押してください。
※メールアドレスはGmailやYahooメールなどのフリーアドレスで構いません。
クライアントへアドレス情報が渡ることもありませんのでご安心ください。
入力したアドレスのメールボックスを開くと、このようなメールが届いています。
赤線を押して会員情報入力へ進みましょう。
③会員情報を入力
こちらの必須項目を埋めていきます。
- ユーザー名は既存ユーザーと被らなければ登録可能です
- 主な利用方法は、仕事を「受注」するをクリック
- 職種はこれといって思い浮かぶものがなければ、簡単在宅ワーカーで問題ありません
- 最後に私はロボットではありませんをクリックして入力内容を確認するを選択
- そのあと出てくる会員登録を実行するボタンをクリック
※ユーザー名以外は後程プロフィール編集から変更できます。
④登録を完了する
こちらの画面が出てくれば、無事会員登録完了になります。
まとめ
いかがでしたか。
今回はクラウドワークスとは?という初歩的な知識から、メリットやサイトの登録方法まで解説しました。
これで安心してクラウドソーシングをスタートできますね。
クライアントの数も日本最大級でたくさんの仕事内容があるため、ぜひ自分の可能性を制限せず色々な仕事に応募してトライしてみてください。