クラウドソーシングとは | 働き方改革を実現した仕事依頼サイト

「クラウドソーシングってそもそも何?」
「クラウドソーシングを利用してみたいけど仕組みがよく分からない」
「クラウドソーシングってどんな仕事内容があるの?」

コロナウイルスの影響もありクラウドソーシングでの働き方が年々増えてきていますが、上記のように内容がよく分からずなかなか始められない方も多いですよね。

そんなあなたも、内容さえ理解できればすぐに副業としてクラウドソーシングを始められるようになります。

経営者や個人事業主の方も、安心してお仕事を依頼できるようになります。

今回は「クラウドソーシングとは?」という初歩的な知識から、特徴やメリット・デメリット、おススメのクラウドソーシングサイトまで詳しく解説していきます。

目次

クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングとはCrowd(群衆)Sourcing(業務委託)を組み合わせた造語です。

インターネット上で仕事を発注したい企業や個人が、インターネットを通じて多くの人へ仕事を依頼したりアイデアを募集したりする、比較的新しいウェブサービスになります。

従来では企業が企業に対して仕事を外注することが当たり前でしたが、今は不特定多数の人々に対して仕事を依頼する形が主流になりつつあります。

クラウドソーシングの仕組み

企業や個人事業主がやってほしい仕事の募集をオンライン上で行い、受注者が案件の内容を見て応募するかを判断します。

実際に会って打ち合わせをすることなく、納品まですべてのやり取りがパソコン上で行われます。

アウトソーシングとクラウドソーシングの違い

アウトソーシングとは、専門業者へ1対1でコンタクトを取り仕事依頼することです。

一方クラウドソーシングは、インターネット上で不特定多数の人へ仕事を依頼することを指しています。

つまりその道のプロに高いお金を払って任せるか、スキルは多少劣るかもしれませんが、コストを抑えて幅広い人々へ仕事の依頼をかけるかの違いです。

クラウドソーシングがなぜ流行っているのか

実はクラウドソーシングという形態は2014年頃から徐々に認知されるようになっており、昔からの働き方ではありました。

ではなぜここ最近クラウドソーシングというワード自体がトレンドになっているかというと、やはり一番はコロナウイルスの影響があると言えます。

コロナウイルスの影響によりリモートワークでの働き方が主流になり、それに合わせてインターネット上で完結できる仕事の形がクラウドソーシングだった、というわけですね。

コロナウイルスは一時期に比べかなり感染者も減り落ち着いてきましたが、リモートワークが当たり前になった状況を考えると、今後さらにクラウドソーシングの利用者は増えていくと言えるでしょう。

クラウドソーシングの主な仕事内容5選

クラウドソーシングでの働き方は多数ありますが、今回はその中でも5つの仕事形態を紹介します。

① ライティング

依頼者が指定したテーマと文字数に沿って、文章を書いていきます。

未経験者でもパソコンさえあれば始められます。

ブログ記事などの文章を書く作業が好きな方へおススメです。

※下記、募集要項のイメージ

 【記事単価5000円】アウトドア、キャンプに関する記事を書くことのできるライター様募集!

項目 内容
文字単価 固定報酬制1.0円 予算: 10,000円 〜 50,000円
1記事あたりの文字数5000文字
記事数4記事
記事ジャンル・テーマその他
求めるレベル 経験あり
納品完了日
掲載日2021年11月18日
応募期限2021年12月02日

② アンケート・口コミ・モニター

指定された質問に回答したり、商品の感想を書いたりします。

難易度でいえばおそらく一番簡単で、ライティングほど数千文字も書くことはないでしょう。

小さなお子様がいても早ければ数分で1案件が完結できるため、主婦の方へおススメです。

※下記、募集要項のイメージ

 150円アンケート。在宅ワークに関するアンケートの回答をお願いします!

項目 内容
固定報酬制165円
納品完了日
掲載日2021年11月13日
応募期限2021年11月26日

③ データ入力

テープ起こしやExcelに指定の文字を入力していくなど、細かな作業が多いです。

コツコツと作業を進めることが得意な方へおススメです。

※下記、募集要項のイメージ

 【初心者歓迎、だれでもできるかんたんなお仕事!】画像に書いてあるデータを打ち込むだけ!20000文字分

項目 内容
固定報酬制 341円
納品完了日
掲載日2021年11月21日
応募期限2021年11月21日
必要なスキルデータ入力

④ デザイン制作

WordPressを使いWebサイトを製作したりします。

最低限の知識は必要になってきますので、プログラミングが強い方へおススメです。

また、デザイン制作の中にはロゴやデザインの新規募集も多くあります。

発想力に自信のある方にもおススメです。

※下記、募集要項のイメージ

 【カンタン作業】オリジナルTシャツのデザインを作成して弊社にレビューをください。

項目 内容
タスク440円 / 件
募集件数816件
1人あたりの作業件数2件まで
掲載日2021年11月10日
応募期限2021年11月24日

⑤ 動画編集

YouTubeやインタビューの動画編集、プロフィールムービーを作る作業になります。

テロップを入れたりカットしたり、初心者でもすぐに始められる作業があります。

編集ソフトを用いた動画編集が得意な方へおススメです。

※下記、募集要項のイメージ

 【カンタン作業】動画の編集作業 不動産の内覧動画を作成、編集のみ

項目内容
固定報酬制〜 5,000円
納品完了日
掲載日2021年11月21日
応募期限2021年12月05日

発注側(企業側)のメリット

企業側がクラウドソーシングを利用する上でのメリットを3つご紹介します。

手軽に必要なタイミングで利用できる

仕事量が多く人員が足りないとき、期間限定のチラシデザインを考えるときなど、用途に応じて簡単に外部へ依頼する事ができます。

そのときだけ必要になるピンポイントな業務を任せられ、業務効率アップにつなげられます。

コストが抑えられる

従業員として雇うより安く抑えられ、作業に割くための時間も空くため、コストを抑えながら効率よく作業ができるでしょう。

限られた資金と人材を、本当に注力したいプロジェクトに専念させることもできます。

自社にはない高度なスキルを依頼できる

ライティング、動画制作、プログラミング、それぞれ知識が無くとも仕事を依頼できるため安心です。

特に、人材に余裕がない起業して間もない会社にとっては、業務のスピードアップにもつながります。

発注側(企業側)のデメリット

企業側がクラウドソーシングを利用する上でのデメリットも3つご紹介します。

追加請求で相違が生まれやすい

明確な基準を決めて仕事を頼まないと、この作業も行ったので別途料金を頂きますと支払金額に違いが生まれてしまう場合があります。

受注者へ仕事を依頼する前に、しっかりとここからここまでの文章を何文字打ち込めばいくら出しますなど、各業務に応じて内容を明確に伝えましょう。

スキルを社員へ還元しづらい

自社の社員ではなく外部の専門家へ依頼するため、任せたスキルを社員が吸収することは難しいでしょう。

ノウハウも蓄積できないため、クラウドソーシングの頼りすぎはよくないかもしれません。

受注者の顔が見えない

ポートフォリオなど受注者のスキルを文面上で確認したうえで仕事を任せることはできますが、やはりそれでも納品されたものを確認しないと不安はあると思います。

確実性をより担保するのであれば、請け負った件数と評価の高いクライアントを選びましょう。

ポートフォリオとは

いわゆる自分の作品集を記載するものであり、自分の実績や力量を評価してもらうために作成する資料です。

フリーランスの方が営業資料として作成したりします。

受注者のメリット

受注者がクラウドソーシングを利用する上でのメリットをご紹介します。

合わせて評価の良い口コミもご紹介します。

初心者でも豊富に仕事を選べる

簡易的なものであればタイピングのみ、アンケートに答えるなど文字を入力するだけの案件も多数あります。

専門的なスキルが無くても仕事を始める事ができ、仕事時間も自分で自由に決められます。

特化したスキルが無い方は、まずは簡単な仕事を選びましょう。

会社にばれる心配がない

あくまでもインターネット上のやりとりのみで完結できるため、第3者に姿を見られてしまう心配はまずないでしょう。

身分がばれてしまわないかと怯えながら副業するという心配はまず要りません。

対面する必要がない

発注者から仕事の依頼を受けた時、わざわざ企業へ面接へ行く必要はありません。

依頼者とは全てメールでやチャットでのやり取りになってくるため、移動時間を考えず遠方でも気にせず仕事ができます。

評価の良い口コミ

実際にクラウドソーシングを使用している方の良い評判を以下にてご紹介します。

口コミ
<女性/20代>

スケジュール管理は全て自分で行うので、自由に仕事ができます。
仕事終わりの単調作業にちょうどいいです。

口コミ
<女性/30代>

子育てしながらできるのはありがたいです。
子供の面倒を見ながら隙間時間を利用して自宅で作業できます。

口コミ
<男性/20代>

フリーランスになるほど稼ぐのはなかなか難しいけど、数万でも副業であればありがたい。
ちゃんと毎月稼げている。

口コミ
<男性/30代>

職場の人間関係に疲れたので、顔が見えない方がむしろありがたい。
ストレスなく自由に作業へ取り組めるのは最大のメリットだと思う。

やはり時間に縛られることなく作業ができる点が良い点として多く挙げられています。

対面する必要がない、という部分も見られます。

受注者のデメリット

受注者がクラウドソーシングを利用する上でのデメリットをご紹介します。

合わせて悪い評価の口コミもご紹介します。

仕事によっては専門的なスキルが必要

動画編集やプログラミングなど、仕事によっては専門的なスキルが必要になってきます。

まずは簡単な内容から請け負い、スキルを身に着けるのもいいかもしれません。

誰でもできるものほど報酬は低い

デザイン制作やプログラミングなどの専門性が高い仕事でない限り、1案件当たりの単価はかなり安価でしょう。

まずは一つひとつの仕事をこなして、自分自身のスキルと信頼性を高めていく必要性があります。

条件のいい仕事は競合性が高い

やはり簡単かつ報酬が高い仕事ほど、受注できる倍率は高くなります。

10件応募しても仕事をもらえなかった、という方も見受けられるため、最初は実績を積み上げる意味でも安価な仕事をコツコツとこなす方が良いかもしれません。

評価の悪い口コミ

実際にクラウドソーシングを使用している方の良い評判を以下にてご紹介します。

口コミ
<女性/20代>

低単価ってよく言われるけど、やっぱり簡易的な仕事は単価の低い案件が多いです。
同じ依頼先と得意先になると多少単価を上げてもらえたりするので、気長にやっていくしかないです。

口コミ
<女性/30代>

頑張ったのに手数料が高い。3,000円くらい取られる。ちょっと損した気分。

口コミ
<男性/20代>

競争率が高い。1案件に対して応募が多いのでなかなか採用されない。

口コミ
<男性/30代>

クラウドソーシングの最も大きなデメリットは「手数料」と言われがちだが実は違う。
最も大きなデメリットはクライアントと親密な関係になりにくいこと。
信用が作れないと単価も上がらない。

簡単な仕事は報酬が低く、手数料も取られて余計に低賃金と感じるようです。

初心者の方はコツコツと依頼回数を増やして実績を積むべきですね。

クラウドソーシングを始める際に必要なもの

各サイトに登録する前に、下記記載のものは事前に揃えておきましょう。

揃えた後は各サイトの登録フォームに沿って進んでいただければ、すぐに始める事ができます。

受注者(ワーカー側)の場合

  1. スマートフォン(パソコンが望ましい)
  2. ネット環境
  3. 銀行口座
  4. 運転免許証や健康保険証などの本人確認書類

  ※指定のネット銀行であれば、手数料が通常よりも安くなるサイトもあります。

発注者の場合

登録の方法は受注者と同じです。

依頼者側の登録フォームをクリックして進みましょう。

クラウドソーシングおすすめサイト5選

実際にクラウドソーシングをするうえで、おススメのサイトを5つご紹介します。

① 案件数の多さと認知度なら「クラウドワークス」

引用元:クラウドワークス
会員数200万人以上
会社情報株式会社クラウドワークス
設立2011年
資本金 26億8,856万円
登録料無料
システム手数料5%〜20%

 

約200万人以上が登録しており、案件数・知名度とも業界No1といえるでしょう。

クラウドワークス会員向けの福利厚生サービスがあるのも特徴です。

法律相談や引っ越しサポート、プログラミングや語学レッスンの割引など、手厚くサポートしてくれます。

「どこに登録するか迷ったらとりあえずココ!」といえるほど、実績もあり安心して始められるでしょう。

② サポートの充実度なら「ランサーズ」

引用元:ランサーズ
会員数100万人以上
会社情報ランサーズ株式会社
設立2008年
資本金 15億2,200万円
登録料無料
システム手数料5%〜20%

クラウドワークスと同様、国内最大級のクラウドソーシングサイトです。

依頼アドバイス機能といい、報酬が少なすぎる案件や納期が明らかに短い案件を通報する事ができます。

受注者はもちろん、発注者も風評被害を受けることなく、安心して仕事依頼ができるでしょう。

③ 得意や経験を活かすなら「coconala(ココナラ)」

引用元:ココナラ
会員数200万人以上
会社情報株式会社ココナラ
設立2012年
資本金 11億4,800万円
登録料無料
システム手数料10%〜25%

自身のスキルや経験を売買する、インターネット上のフリーマーケットのようなものです。

500円でスキルを売る事ができ、満足度に応じて「おひねり」というボーナスもあるので、単価も上がるようになっています。

占いや悩み相談など、独自のスキルとして売りに出す事ができます。

何か得意な一芸がある方にお勧めです。

④ 主婦向けのおススメは「Shufti (シュフティ)」

引用元:シュフティ
会員数30万人以上
会社情報株式会社うるる
設立2001年
資本金 10億3,300万円
登録料無料
システム手数料10%

タスク」と「プロジェクト」の2種類に分かれており、在宅ワークで簡単に完結できるお仕事が多いのが特徴です。

時間が取れない時はタスク、腰を据えて作業ができるときはプロジェクト案件と状況に応じて選ぶ事ができます。

他のクラウドソーシングサービスにはないシール貼り・宛名書きなどの内職も取り扱っており、

育児、家事の合間にサッとこなすうえで融通が利きやすく最適です。

手数料を抑えるなら「Bizseek(ビズシーク)」

引用元:ビズシーク
会員数6万人以上
会社情報株式会社アイランド
設立1999年(業界参画2013年)
資本金 2,300万円
登録料無料
システム手数料5%〜10%

公式サイトにも記載されていますが、Bizseekのシステム手数料は業界最安値です。

大手と比べて登録しているワーカーが少ないので、仕事獲得の倍率も低めです。

受注者側がクラウドソーシングを利用する上での注意点

インターネット上でのやり取りで完結するため、やはりトラブルは起きてしまいます。

いくつかの事例を紹介します。

発注者との意思疎通が難しい

  • 依頼前の文章で明確な記載がされておらず、仕事を請け負った後に条件や仕様を変更される。
  • 何度も修正をかけられ、1案件の時間が思っていた以上にかかることがある。
  • 発注者の返信が遅く、なかなか仕事が進まない。

やり取りがうまくいかず仕事が予想以上にはかどらない、ということがしばしばあるようです。

確定申告が必要な可能性がある

年間の収入が20万円を超える場合は自分で確定申告をする必要があります。

確定申告における所得税と所得控除の知識は一通り学んでおいた方がよいでしょう。

一部業者の入金トラブル

一部の悪質業者ですが、納品してもお金を払わない業者がいます。

わざわざ時間をかけて仕事をしたのに、たちが悪いですよね。

不安な場合は、クラウドソーシングサイトが先に依頼者からお金を預かっておく「仮払い」システムを取り扱っている大手サイトへの登録をおススメします。

万が一業者へ何かあっても確実にお金が入ってくるよう事前に対応しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回はクラウドソーシングとは?という疑問から、おススメのサイトまでご紹介しました。

スタートアップの企業様は用途に合わせてご依頼を、比較的大きな企業様も、一般の方へのアイデア募集をしてみてもいいかもしれませんね。

これからワーカーとなる方は、自身の本業や生活環境に合わせて最適なサイトへご登録ください。

万が一迷った場合は、ひとまず業界最大手の「クラウドワークス」へ登録して、何か違うなと思ったらほかのサイトへ登録してもいいですね。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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